学習院大学の団体別ロイヤルティ分析

昨日、学習院大学の各団体を人数構成から分析していったが、その続きを作成した。

 

学年別にデータが別れていることから「増減率」や「人数構成比」を算出していったが、それを基に「ロイヤルティ」を算出した。

まず、「ロイヤルティ」とは何か。少なくとも「高そうな紅茶」ではない。

ここで考えたいのは「ロイヤリティ」(royalty:知的財産の利用対価)ではなく、「ロイヤルティ」(loyalty)であり、意味は「忠誠心」や「愛着」となる。

この記事では「当該団体のメンバーが活動を継続していきたいと思える前向きな意思」であると考える。

 

さて、このロイヤルティを「短期的ロイヤルティ」と「長期的ロイヤルティ」に分けて考えた。

前者の「短期的ロイヤルティ」は、「入部した1年生の入部後1年以内におけるロイヤルティ」として考え、以下の数値を基にした。

  • 1年生→2年生の増減率(1-2年増減率)
  • 1年生の構成比

1-2年増減率は「1年生から2年生になるまでの間の増減」であり、「入部してから2年生になるまでにどのくらい人数が変化するか」を示した数値である。各団体の持ち点を100とし、1-2年増減率を加算した。

(例:1-2年増減率が20%である(1年生:5人、2年生:6人)の場合は120点、1-2年増減率が-30%である(1年生:10人,2年生:7人)の場合は70点となる)

1年生の構成比は「当該団体全員に占める1年生の割合」であり、これが高ければ「学年が上がるに連れて辞めていく人が多い」といえる。とはいえ、長期的視野での人材確保を考えれば1年生を確保しないわけにもいかないので、全団体の1年生構成比平均値と当該団体の1年生構成比の差分を各団体の点数とし、こちらも持ち点の100から減点した。

(例:1年生構成比平均値が25%のとき、1年生構成比20%の団体は-5点が、1年生構成比50%の団体は25点がそれぞれ減点される)

「100+”1-2年増減率”」と「100-“1年生構成比の平均値との差分”」を基に「短期的ロイヤルティ」として求めた。

 

後者の「長期的ロイヤルティ」に関しては以下の数値を用いた。

  • 1年生→最高学年(4年生ないしは3年生)の増減率(通年増減率)
  • 最高学年(4年生ないしは3年生)の構成比

計算式に関しては上記と基本的に変わらないので省略する。

通年増減率と最高学年の構成比により、「1年生が最高学年になっても在籍し続ける可能性」を、つまり「長期的ロイヤルティ」を求め、偏差値化した。

 

また、短期的ロイヤルティと長期的ロイヤルティの平均により「総合的ロイヤルティ」を求めるとともに、こちらも偏差値化した。

そしてその「長期的ロイヤルティ」「短期的ロイヤルティ」「総合的ロイヤルティ」は以下の通りだ。

ロイヤルティ.png

なお、総合的ロイヤルティとその偏差値については上位10%を緑色に、下位10%を赤色に着色している。

偏差値が470.74や383.59という数字になっている団体もいるが、計算を見直したところ、間違いはなかった。おそらく極めてロイヤルティが高いのだろう。

しかし、この数値は根元的な問題を抱えている。

「人数の大幅な減少があった団体」はロイヤルティが低く、「人数の増加があった団体」はロイヤルティが高いと推定できるが、そもそも「辞めさせない団体」「退部が困難」といった団体が判別できないのだ。

ともすれれば「辞めさせない団体」や「退部が困難」といった団体こそロイヤルティが低いと考えられ、そういったネガティブな理由で辞めないのと、「活動を続けたい」「団体が好き」といったポジティブな理由で辞めないのが同じ「増減率」で判別されてしまっているのだ。
もちろん、「離脱率(増減率のマイナス要素)が大きい」団体のロイヤルティが低いこと、「増加率(増減率のプラス要素)が大きい」団体のロイヤルティが高いことは実勢に近いと推測できるにしても、「離脱率が小さい」からといって一概にロイヤルティが高いと断言できないのが現状の課題であると考えている。したがって、この「人数構成から算出したロイヤルティ」はあくまで「参考値」である。

これを解決するべく、NPS(ネットプロモータースコア)やその他事項を記載したアンケートフォームを作成して、これに回答をいただくことで解決を図り、より正確なロイヤルティを算出していきたいと考えている。
もっとも、ロイヤルティ 下位団体にあっては組織体質や構造に致命的な問題がある場合もある。以前申し上げた通り「リサーチ・ソリューションチームを立ち上げ、部活やサークル向けのコンサルティング&ソリューションを提供する」ことにしたので、ぜひ積極的にご活用いただけたらと思う。

その際のご連絡は下記問い合わせフォームにて承るので、積極的に依頼をいただきたい。

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