学習院大学新入生への「部活・サークル選びの注意点」

間もなく新年度がやってくる。Twitterを開けば「#春から学習院」というハッシュタグで交流している新入生の姿が目立つ。

そこで、春から学習院大学に入学する新入生の皆さんに向けて、学習院大学の部活やサークル(以下「団体活動」と称することにする)に関して注意点を述べたい。

 

どの大学においても「新年度の恒例行事」といえば、部活やサークルの「新歓」だ。

学習院大学でもその例に漏れず、多くの部活やサークルによる勧誘活動が繰り広げられる

 

基本的に新歓では、新入生と現役部員の間には「情報の非対称性」が生じている。団体活動に関して、良いところも悪いところも知っているのが現役部員、団体名と活動内容の概要しか知らないのが新入生だ。

勧誘活動において、現役部員は新入生を自分の団体に取り込みたい。

「入りたくない」と思わせる情報は基本的に開示しない。現役部員は団体の「悪いところ」は基本的に隠す。(教えてもそれは極一部で、それで「悪いところも全部開示した風」を装う) そして団体が新入生にとって魅力ある存在だと演出して、新入生を人的資源として自分たちの団体に取り込もうとする。

もっとも、どんなに良心的な団体であったとしても、現役部員が新入生にすべてを伝えることは難しい。さらには「やってみないと分からない」ことも多く、必ずしも言語化して説明できるものばかりとも限らない。もっとも、これは致し方ない部分も多いだろう。

 

一方で、悲しいことに「すべての団体が良心的な団体である」とは言い難い現状もある。

本記事ではその現状について述べたい。本記事が情報の非対称性を是正し、新入生が団体を選ぶ上での参考になれば幸いだ。

悲しいことに、「学習院大学の一部の団体に違法行為やハラスメント行為の実態がある」。もちろんすべての団体ではない他大学もそうなのだろうが、大学生は未成年であっても多くが飲酒する。

さらには体育会系部活動を中心に、一部の団体では「強制飲酒」の風潮や文化がある。世間一般では「パワハラやアルハラはやめよう」というのが常識であるにも関わらず、彼らは他人に飲酒を強要し、「潰れるまで飲ませる」団体もあるという。

酒や食べ物を嘔吐物に変換するプロセスに、彼らは価値や意味を見出しているのだろうか。未来ある新入生には、そんな憐れ極まりない姿に成り下がってほしくないものだ。

 

団体の区分

学習院大学の部活には大別して「運動系団体」「文化系団体」「独立5団体」が存在する(出典)。要するに「運動部」「文化部」「その他」ということだ。そして部活とは別に「サークル」が存在する。分類が部活でもサークルでも、注意点は共通するといえよう。

しかし「運動系団体」と、「文化系団体」「サークル」に関しては内情や内実が大きく異なるため、大別して考える必要がある。独立5団体に関しては各団体ごとに適宜判断してほしい。

 

運動系団体に関する注意点

一部の運動系団体においては「未成年飲酒」や「飲酒強制」の実態が見られる。

また、一発芸の強要や一部行事における上着着用の強制といった、古めかしい”伝統”が残っており、これに関しては大学当局も是認しているのが現状だ。

フレッシュマンキャンプ

学習院大学には運動系団体を統括する「運動部常任委員会」という組織が存在する。

その主催で6月頃に、運動部(サークルは参加していない)が参加する「フレッシュマンキャンプ」が行われる。このイベントにおいて、男子は学習院の正装(=学習院高等科の制服)を用意しなければならない。学習院大学の新入生のほとんどが、高等科出身ではないが、彼らは「伝統」としてこれを掲げ、要求している。

フレッシュマンキャンプにおいて産業医(スポーツドクター)を呼んでの講演会をするのだが、「講師が話している間は上着を着用していろ」という指示が出る。

時期は6月、夏である。空調が効いているとはいえ、実に暑い。「衣服の着脱は体調管理の一環」であり、「快適な着装で講師の話に集中する」ことこそ礼儀だろう。しかし、彼らは軍隊のように全員が揃いも揃って上着を着ている姿こそ、礼儀だと捉えているらしい。そしてこの講演会、さすがに講師(※医師)も「上着を脱いだら?」と述べたところ、講演会主催者(運動部常任委員会)が大学当局職員にお伺いを立て、彼らの判断で上着を脱ぐことが許されたのだ。

大学当局が、「講演会の間は上着を着るか否か」の判断権を持っている(そしてそれは医師の現場判断よりも優先される)、つまり大学当局として運動系団体の”伝統”を是認しているのだ。

飲酒の強要

運動部では新入生の歓迎行事や入部式において、未成年であっても飲酒を求められるケースがある。もちろんすべての部活が該当するわけではない。

複数の運動系団体において、飲酒を強要された報告が寄せられている。特に運動系団体に於いてはこれに注意が求められるだろう。

例えば私がある運動部にいた時のこと、5月上旬に「入部式」というものが行われた。

入部する1年生が4年生の主将に活動の抱負を述べ、日本酒を飲み交わすというイベントだ。

私が未成年飲酒を嫌うことを知る先輩の1人が「法律とか関係ないから」と言ってきたのを今でもよく覚えているが、彼らの価値観だと「部活に法律は適用されない」らしい。

また、この入部式から約2周間前、同部の新歓イベントの2次会の席において、当時の副将(現在の主将)に「携帯を没収するぞ」と脅され、飲酒を強要された事件が起きている。

一発芸の強要

学習院大学の大学当局は「学習院大学の体育会系において一発芸の強要は問題ない」との認識のようだ。

学習院大学と、兵庫県神戸市に所在する甲南大学は「学習院大学対甲南大学運動競技総合定期戦」(学習院大学における通称:甲南戦)を年次で開催している。

私がいた運動部も7月に甲南戦を開いたのだが、これに付随して「レセプション」というイベントがあった。3年生と4年生のみ飲酒していたので、未成年飲酒はなかった一方でで、1年生と2年生の男子は「一発芸」を披露しなければならなかった

そう、パワーハラスメントである。性別により一発芸の披露が分けられていることから、セクシャルハラスメントとも表現できるだろう。

この一発芸の強要に関して、大学当局に相談したところ「学習院大学の体育会系としては問題ない」との回答を得た。学習院大学の運動系団体における「一発芸の強要」、つまりパワーハラスメントを大学当局が是認しているということだ。

 

私の経験以外にも、様々な報告が寄せられている。

辞めたい旨を伝えてもなかなか辞めさせてくれない (運動部 関係者)

 

部活の飲み会で潰れるまで飲まされる (運動部 関係者)

 

入部式に来たOBにビールを注がれたらすべて飲まなければいけなかった(独立5団体 元関係者)

 

このように、学習院大学の一部の運動系団体には「違法行為」や「ハラスメント行為」の実態が見られる。もちろん、健全に活動している団体もあるため、それが全てではないことも認識しておく必要がある。

 

文化系団体およびサークルに関する注意点

文化系団体やサークルというのは得てして「団結心」が薄い。「団結心」が涵養されるのは夏休みの合宿を経た後だろう。

それまでは新歓時期と同じ対応であることが多い。夏休みをすぎて「団結心」が芽生え、”抜けにくく”なった頃、先輩たちは後輩たちに対して「飲酒の強要」などのハラスメント行為を始める。

もちろん健全に活動している団体が一定数あるのは言うまでもない。

豊洲事件

2016年6月、 東京都江東区豊洲2丁目の高層マンション30階にあるスカイラウンジにて、学習院大学の某文化系サークル”G”がパーティを開催した。

後に学習院大学および警視庁等関係機関へ通報があり、未成年者飲酒禁止法違反の実態が発覚したことから、学習院大学当局は”G”に対して活動停止処分および部室使用禁止処分を下した。なお、”G”グループLINEに投稿された画像を、”G”メンバーの離反者が流出させたため、発覚に至った。

テニスサークル”O”合宿事件

2016年8月、テニスサークル”O”が1年生合宿を開催した。

この事件に関連して、”O”メンバーが合宿における飲酒の様子をTwitter上にアップロードしたため、学習院大学当局および警察へ通報があり、事件が発覚した。

後に学習院大学当局より”O”へ指導があった模様である。

 

他にも様々な報告がある。

合宿において講師からセクシャル・ハラスメントを受けた (文化部 元関係者)

 

飲み会で潰れるまで飲まされる (文化部 関係者)

 

上記事例は”氷山の一角”である。こちらが把握しているだけでも多くの事案があるし、当然ながら把握できていない事案もあることだろう。

 

しかし、確かなのは「学習院大学の一部の部活サークルで未成年者飲酒禁止法違反等の違法行為が行われていること」である。

また、この記事や私の存在は「違法行為やハラスメント行為を続けている団体」にとっては「自らの悪事を暴かれる」ものであり、「不都合な存在」だ。彼らは確実にこの記事や私の存在を嘘偽りすら交えて誹謗してくる。実際に、この記事を公開する前にも数多くの嫌がらせや妨害を受けた。

ただし、この記事や私の存在が不都合なのは「違法行為やハラスメント行為を続けている団体」であって、そうでない団体には何も関係がない。

 

末筆ながら、新入生の皆さんの成長と飛躍を、健全に活動されている団体の活躍と発展をお祈り申し上げる次第だ。

 

まとめ

  • 学習院大学の一部団体には”違法行為”や“ハラスメント行為”の実態がある。
  • 新歓ではそれらの事実がひた隠しにされるので、新入生は十分に注意しよう。
  • 健全に活動している団体も多い。

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