ずさんな個人情報管理の実態を隠蔽!?/学習院大学の「ずさんな個人情報管理」の実態(8)

今まで「学習院大学の「ずさんな個人情報管理」の実態」シリーズとして、学習院大学のずさんな個人情報管理の実態を指摘してきた。

ここで、学習院大学を運営する学校法人 学習院の「個人情報の取扱いについて」というページを見てみよう。「在学生及び父母保証人の皆様へ」として、学校法人 学習院の個人情報管理に関する姿勢が記載されている。

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同ページに記載されている「学習院における個人情報の保護の方針」の4には以下のように記されている。

本院は、個人情報の正確性及び安全性を確保するために、不正アクセス、紛失、破壊、改ざん及び漏えい等に対する適切な対策を講じ、防止に努めます。

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しかしながら、記事で指摘してきたように、学習院大学のずさんな個人情報管理により、既に多くの個人情報が流出してしまっている。学生の氏名や学籍番号を学内に掲示したり学生に共有したり、奨学金受給者再履修者を第三者が容易に閲覧・共有できる状態に置いたり、容易にメールアドレスが特定できたりと、そのずさんさには開いた口が塞がらない。

同ページでもリンクが貼られている「学習院個人情報保護規程」の別表によると、「個人情報の保護項目」として、学生および元学生(卒業者・修了者・退学者など)の「姓名」「学籍番号」「電子メールアドレス」などのほか、「在籍学部」「在籍学科」「学年次」「学級」「学年経歴」「履修・成績情報」「奨学生情報」が定義されており、学校法人 学習院の学校長である学習院大学学長は「個人情報に係る保護管理者」として「保有個人データを適切に管理する」責務を負っている。
また、学校法人 学習院の総務担当常務理事は「個人情報に係る総括保護管理者」として「院長を補佐し、本院における保有個人データの管理に関する事務を総括する」ことになっている。
学校法人 学習院「学習院 役員のご紹介」によると、総務担当常務理事は学習院大学法学部政治学科の平野 浩教授である。

明確に「個人情報」として規定され、学習院大学学長が「適切に管理する」責務を負っているはずの学生の姓名や学籍番号がずさんな取扱いを受けていたのである。

 

そして、前述の「学習院における個人情報の保護の方針」の4には次の文が続いている。

また、万一事故が発生した場合には、速やかに公表し、二次被害の防止に当たるとともに、再発防止策を含め、必要な措置をとります。

何度も記事にしている通り、学習院大学のずさんな個人情報管理により、既に個人情報が流出する事故が発生している。しかしながら、現時点でその事実は公表されていない。

学校法人 学習院は「在学生及び父母保証人の皆様へ」個人情報の適切な管理と、事故発生時の公表を謳っているにも関わらず、個人情報が適切に管理されていないだけでなく、その不当な取扱いによる個人情報流出事故について認めていないのだ。

これは在学生や保証人に対する「真摯な姿勢」「誠実な対応」と言えるだろうか。

 

学習院大学と学校法人 学習院の、在学生と保証人に対する誠意が問われている。