まるで神国思想や民族主義の再来!/軍歌のような学習院学生歌『神州男児』の歌詞

学習院大学で歌われている『神州男児』という学生歌に、神国思想や男性中心的思想を想起させる歌詞が含まれていることが明らかになった。

学習院大学応援団Webサイトなどによると、『神州男児』は昭和時代初期から歌われているとされる。

『神州男児』歌詞(学習院大学応援団Webサイトより引用)

なお、タイトルや歌詞にある「神州」という単語は自国を指す美称で、日本や中国で古くから用いられている。また、「神州不滅」という単語やその由来となった神国思想は太平洋戦争の最中において頻繁に強調され、「神風特別攻撃隊」の名称に用いられているほか、終戦時の玉音放送(終戦の詔書)においても「神州ノ不滅ヲ信シ」という表現が登場する

他にも、「神州男児」というフレーズを用いた軍歌や戦時歌として、戦前の海軍兵学校で歌われた『江田島健児の歌』や、学徒動員を唄った『ああ紅の血は燃ゆる』などがある。

また、この『神州男児』は運動部や応援団などの多くの部活動において歌うことが慣習とされ、女子であっても男性中心的な歌詞を歌わなければならないとされている。
なお、学習院大学の運動部に関しては、学内の運動部を統括する「運動部常任委員会」が各運動部に対して支配的かつ抑圧的な体制を取っており、制服(学習院高等科の制服)の着用や院歌などを強要しているため、各部活はこれらの慣習に対して自由な裁量権を発揮しにくい状況にある。
そのような状況下で男性中心的な歌詞の歌唱を強いられている状況は、少なくとも「女子学生の人格が尊重されている」とは言いがたく、女子学生に対して差別的であるとの批判を免れない。また、このような現状は部活動などを統括する「課外活動指導委員会」や、学生課などの「学生センター」も容認しており、学校全体での組織ぐるみの「女子差別」が続いている状況だ。